オプショナルキャリア計画(旧名:FUKUSEN思考)

このままではヤバいかも、と不安を抱える人に贈る現状打破講座

選べる幸せと不幸せ

世の中、エージェント流行りです。

ご存知の通り、プロスポーツの世界では、スポンサー企業やチーム間の移動の際に、このエージェント(代理人)が本人の代わりに交渉事をしてくれます。

その分、本人は本業(試合やトレーニング、練習など)に集中できます。

 

一般の人向けのエージェント業が流行り始めたな、とまず思ったのが転職支援の業界で2000年代前半です。

一般の人向けエージェント業のビジネスモデルは単純でマッチングが上手くいけば成功報酬をもらえる、というものが基本パターンです。転職の場合は、入社後半年経過して辞めていなければそこで企業側がエージェントに、採用した人の年収の約1/3を支払います。

 

私は採用側としても、また求職者側としても利用したことがありますが、確かに闇雲に転職サイトを利用するよりかは、キャリアアドバイザーと面談し、本人の方向性や性格、強み/弱み、過去の経験から、どのような企業が合うのか見立てをしてくれ、候補を出してくれるというのはありがたい存在でした。

 

次に流行り始めたのが婚活業界です。

結婚相手も、候補が星の数ほどいたら目移りしてしまいます。

仕組みは転職と同じで、結婚したい男性・女性双方にアドバイザー(コンシェルジュと呼ぶ企業もあり)が付き、いわゆるスペックの突き合わせではない、性格や求めるもの、価値観など定性的な面から合いそうな人を選び出してくれるというのは、ともすると見た目とスペックのみで判断しがちな婚活マーケットにおいて新たな旋風を巻き起こしました。

従来のお見合いおばさんとも異なり、またそれまでの結婚相談所とも異なるこのビジネスモデルに気づいたときは、最初に手掛けたパートナーエージェントの創業者は賢いなぁと思いましたね。

www.p-a.jp

ビジネスの仕組みが同じだからか、転職のノウハウを持つ企業が参入しています。

参考:

en-konkatsu.com

zexy-en-soudan.net

こちらのビジネスモデルはマッチングした男性・女性双方から入会金と成果報酬をもらうことです。

 

そしてこの数年異様なほど増殖しているのが、新卒マーケットです。

ビジネスモデルは基本転職と同じです。

ただ、新卒マーケットはちょっと上記2つと異なるのは、相手がまだ社会を知らない学生というところ。

今、新卒の求人をしている企業は7万社とも8万社とも言われています。リクナビやマイナビなど大手就活サイトにはそれぞれ3万社が掲載されています。どこでもエントリーできる、ということは逆に判断軸が育っていなければ、選ぶことができなくなります。

自分で企業を選ぶ選択眼がなければ、「あなたに向いているのはこの3社」と言ってもらう方が楽だし安心します。そして安易にそれを信用し、オトナからすると「え!?」と思う会社に簡単に入社してしまうように私の目には映っています。

 

人は選択肢が無いとそこに対してとてもストレスを感じます。

そして選択肢があると幸せに感じます。

しかし選択肢が多すぎると思考停止に陥ります。心理学の実験で有名ですね。現在のマーケティングの世界では定説となっているものです。

参考:日本認知科学会で発表された論文

https://www.jcss.gr.jp/meetings/jcss2018/proceedings/pdf/JCSS2018_sP1-62.pdf

 

「選ぶ」「判断する」という行為は「他を捨てる」ということ。考えすぎると怖くなります。

しかし社会に出て、ビジネスを行っていくということのみならず、日々生きていくということは選択や判断の連続です。

 

今の若い方々の多くは、親や学校の先生が先回りして全部レールを敷いてくれます。その結果、人生に関わる重要な意思決定のトレーニングをあまり積まないまま大学まで進学してしまった人が多いのでは、というのが私の仮説です。推薦で入る率が高いということは、どれだけ自分の意志で選択しているのか不安になります。

 

まあ、人の心配はさておき、この自由で選択肢が限りなくある世界に生きる私たちはともするとつい思考停止に陥ります。「何でも好きなことやっていい」と言われると逆に何をやっていいかわからなくなります。

 

あなたは常に自分で考えて日々の様々な選択をしていますか?

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今日よりもちょっと良い明日を