オプショナルキャリア計画(旧名:FUKUSEN思考)

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会社の歴史から終身雇用を考える 日本史編

前回の「会社の歴史から終身雇用を考える 世界史編」では株式会社の成り立ちを世界史の観点から見てみました。ヨーロッパで始まった株式会社の考え方の原点は、会社はプロジェクトである、ということでした。

 

では、日本での株式会社の成り立ちはどこからでしょうか。

 

日本における株式会社の成り立ちは明治6年に設立された第一国立銀行だと言われています。

この創業には次の一万円札の肖像に選ばれた渋沢栄一氏によって設立されました。

もちろん江戸時代から明治時代にも商家がありました。有名なのは呉服問屋や両替商で三井、三菱、住友、安田など現在の大手銀行や大手商社の源流となっているものです。日本史の教科書に必ず登場する名前ですね。

江戸時代には多くの商売が行われていましたが、どれも生活に密着したものでした。

 

前回の世界史編では株式会社の元祖は東インド会社であり、航海を行うプロジェクトだったことをお伝えしましたが、もちろん世界でも生活に密着した商売は行われていました。

 

終身雇用の歴史をたどると、丁稚奉公にその源流があるとする見解もあります。

継続的に仕事があり、親方から弟子へ引き継がれていくものです。多くは世襲制でした。

日本の株式会社の元祖である第一国立銀行は文字通り銀行です。こちらもプロジェクト型の仕事ではなく、インフラ(社会基盤)です。仕事がなくなることは基本的にはありません。

 

一般的には、終身雇用が日本で定着したのは大正末期から昭和初期にかけて熟練工の転職があまりにも激しかったことから、転職を防ぐために定期昇給や退職金制度、そして年功序列を採り入れたことを発端にするとされています。(こちらが通説)

戦争で一時期は終身雇用という制度自体が崩壊したものの、戦後の高度成長期には労働力不足が深刻となったことで、良質な労働力を継続的に確保するために長期雇用を約束することで、社員の方々には思いっきり仕事をしてもらうようになった、ということです。

 

さて、ここまで世界史と日本史の観点から会社の成り立ちと雇用の関係を見てきました。

 

次回はこの歴史から学べる点について考えてみたいと思います。

 

雇用の問題はあなたを含めて私たち全員に関わる問題です。

あなたは雇用の問題について歴史的な観点で考えたことがありますか?

 

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