オプショナルキャリア計画(旧名:FUKUSEN思考)

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会社の歴史から終身雇用を考える 世界史編

終身雇用はもう限界」「雇用の維持と副業・兼業解禁の関係」「トヨタ社長の「終身雇用は限界」発言に対する反応」と終身雇用をテーマにここ数日記してきましたが、今回は会社の歴史から終身雇用というものを考えてみたいと思います。

 

会社(株式会社)の成り立ちを紐解くと、私たちが世界史の授業で習った東インド会社に辿り着きます。

当時、大航海時代にヨーロッパはアフリカやアジア、アメリカ大陸へ船を用いて進出し、(ヨーロッパ人からすれば)発見した土地で略奪や搾取、そして不平等な貿易を行っていました。

大航海といっても当時の船は木造の帆船です。内燃機関(蒸気機関やエンジン)がまだ生まれてはいない時代の航海は、まさに自然との闘いだったはず。航海に出ても戻ってこれる確率は低かったことでしょう。

そんな危険な旅に、当時の権力者だった貴族が自ら参加するわけがありません、

 

また船1隻造るにも莫大な金額がかかったはずです。(今でも大型船、例えば新造大型タンカーは数十億~100億円程度はするはず。)

 

技術者に船を造らせ、航海の経験があって船の扱いに明るくリーダーシップがある者を船長に据え、下々の荒くれ者を船内の各仕事をさせるメンバーとして集め、アフリカやアジア、アメリカ大陸に送るという一大事業でした。

 

そんなのを一人の貴族の力で行うにはあまりにもリスクが高すぎるということで出資者を集め、都度人を集め、そして数か月から数年かけて航海させ、略奪や搾取をしてきたものを分配しあう、という考えが生まれたようです。

無事帰国したらこのチームは褒美をもらって解散。そして次の航海に声がかかるのを待つというのが当時の航海だったようです。

出資者=株主、船長=経営者、下々の荒くれ者=社員 というわけです。

 

この組織は常に募集→航海→帰国したら解散、を繰り返していたようですから、組織は永続を前提としておらず、今でいえば“プロジェクト型組織”ということになります。

そう、会社という形態の一番初めはプロジェクト型だったのです。

 

その後、産業革命が起こり、工場で働く時代が来て初めて雇用が長期化することになってきたわけです。(機械の取り扱いであれば、ベテランの技術者や労働者がいる方が、経済的な合理性が見いだせます。)

 

日本史編につづく

 

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