オプショナルキャリア計画(旧名:FUKUSEN思考)

このままではヤバいかも、と不安を抱える人に贈る現状打破講座

かつて私が中国に住んでいた時に感じたこと

2000年代中盤、短期間ではありましたが私は中国の上海と北京にそれぞれ数か月ずつ住み、中国企業と、日系企業で中国進出している企業の中で中国の若い人たちと一緒に働いたことがあります。

当時の中国はまだ文明的には多少遅れているところがありましたが、中国の若者を見て、日本の若者もいつかこうなるかも、と思ったことがあります。

今回はそれを記しましょう。

 

中国人は基本的に国も企業も信用していません。

それは歴史を見れば明らかです。

中国4000年の歴史とか言われていますが、中国の王朝や国家は常に自国内で争い合い、そして外国とも争い、征服したりされたりの連続です。今でこそ一つの国になっていますが、現在の領土内にある多くの国や民族を半ば強引にまとめて一つにしたようなものです。

実際、中国共産党は「近代国家建設においては、中国という枠組の中に、そこに住む民族はすべて『中華民族』として融合されてきた」としています。現在の中国国家、つまり中華人民共和国は1949年に設立された国家。ということは70年の歴史です。

 

そして企業は元々が共産主義体制の国です。

政治の世界では今でも一党独裁。

企業も元々は全て国有企業でした。今でこそ政治と経済を分離して資本主義的な企業運営をしていますが共産党の意向を無視することはできません。

そんな歴史を背負っている中国人民は心の底から国や企業を信用しきるなんて安易にはしません。

自分の身は自分で守る。頼りになるのは自分と家族、そして仲間。

 

翻って今の日本。

若い人から見れば、「終身雇用」「社員は家族」を謳っていた企業がリストラを繰り返し実施するわ、年功序列だと聞いていたらいつの間にか役職定年や再雇用制度となり給与が半分くらいになっちゃうらしいわ、国も年金については支給開始年齢を引き上げたり、額も減額になりそうな見通し…と、国も企業も「言っていること」と「実際にやっていること」が違うじゃん、と映っています。

 

また親世代以上のオトナたちが言っていることと、今ホットな企業の経営者など時代の寵児が言っていることがあまりにも違うのにも戸惑っています。

そして、かつての成功モデルと現在の成功モデルはあまりにも違います。社会から求められるものも大きく変わったように若い人には見えています。

さらに世の中には「自己責任論」がはびこっています。

基本スタンスとして私も自分の人生は誰のせいにもできないとは思っていますが、なんでもかんでも、そして誰に対しても自己責任だというのには違和感を覚えます。

どこに違和感を覚えるかといえばこれは完全に強者の論理だからです。

 

こういう風潮になってしまったからこそ、若い世代はどうやって自分の身を守っていくか、彼ら/彼女なりの処世術を模索しています。

もちろん彼ら/彼女らも大人の言うことを無視はしていません。

ただ言っていることとやっていること、そして当の大人たちの実情を見て、どこまで信じてよいものか、自分たちにとって本当にそれがいいのか、と

 

それが大人世代と相容れないところがあっても全く不思議ではありませんが、相変わらずオトナたちは自分たちの価値観や考え方を押し付けてきているように感じていることでしょう。

 

今ではWebもあり、SNSもあるため、色々な人が色々なことを言っています。

そしてSNSを通じて、また今どきではオンラインサロンなどを通じて、自分が良いと思う人と直接つながることができます。

 

「こうすればうまくいく」や「答え」がない世の中で、情報の洪水に晒されながら、自分が何を拠り所にして、選択をしていくか。

その判断軸を自分なりに作って行き、そしてそれに凝り固まるのではなく、時代に合わせて柔軟にシフトさせていくこと。あなたは出来ていますか?

 

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今日よりもちょっと良い明日を