オプショナルキャリア計画(旧名:FUKUSEN思考)

このままではヤバいかも、と不安を抱える人に贈る現状打破講座

副業解禁時代のこれから

前回(2019/5/4)の「副業・兼業・複業の捉え方」に続いて、今回はこれからの副業・兼業・複業について考えてみたいと思います。

前回は気楽に小遣い稼ぎ程度でよいから何かやってみましょう、という話をしました。

 

今回はちょっとシビアな話をします。

前々回に政府は「副業や兼業は、新たな技術の開発、オープンイノベーションや起業の手段、第2の人生の準備として有効」

という方針だと記しました。

参考:2017年に発表した「働き方改革実行計画

 

オープンイノベーションや起業の手段などとカッコいい言葉を並べていますが、最後の一言「第2の人生の準備として有効」をまだ先の話として他人事のように読んではいけません。穿った見方かもしれませんが、

「年金をあてにされても困るし、企業もかつてのように一律に給与を上げていく時代は既に終わったのだから、各自で自分の食い扶持は確保してね」

と読むこともできます。

 

私がかつてアメリカにいたとき(2004~2005年頃)の話をしましょう。

インターンとして大学で働いていた時のこと。

大学の職員の方々の大半は、ダブルワーク/トリプルワークをしていました。

人によってその理由は様々でしたが、多かったのは「収入を補うため」です。

 

アメリカは日本以上に収入の格差が激しい国。

いわゆる事務職の給与は決して高くなく…というかとても低く、それだけでは生活していくだけで精一杯です。

特に物価の高い地域では、生活もままならなくなります。

少しでも良い生活をしたいとか、子どもの教育資金にとかを考えると、一つの給与では足りず、そのため終業後、別の仕事をします。

時間給のアルバイト的なことをする人、自分でスモールビジネスをやる人、出来高制の仕事をする人など様々でしたが、これがアメリカの庶民の実体か!と当時はとても驚きました。

 

これから日本も「お金のために」副業する、そんな人、特に中高年層が増えるように思います。

そうしたときにマックジョブ(マクドナルドの店員のような誰でも応募可能な時給の仕事)でいくのか、それとも他の仕事をするのか。

正直、時給の仕事は皆さんも学生時代のアルバイトで経験あるでしょうが、時給である以上、時間を投入しなければ稼げません。

どうしても自力では経験できないから”経験を積むために”という理由なら納得がいきますが、本業を持つ人がそんな働き方をしたら確実に身体を壊しますよね。

 

単純な算数の問題をやってみましょう。

1日は24時間。

週休2日だとすると一般的に会社に拘束されるのは1日8時間+昼休み1時間で9時間。

通勤で仮に往復1時間半として、

健康な身体を維持できるとされる睡眠時間は7時間~8時間。

 

24 – 9 – 1.5 – 7とすると残りは6.5時間

この6.5時間に、食事(朝・夕2回)、入浴、家族との時間などがあるわけで、時給のバイトなんて2~3時間が限界。それでは稼ぎになりませんし、雇う方もそんな短時間では困ります。

こういう場合、多くの人が削るのは睡眠時間と家族の時間となり、そうなると身体に不調を来すか、家庭内に不和が起こり始めてくるわけです。

 

平日は残業もあるし土日でやるんだよ!という声が聞こえてきそうです。

貴重な週末のほとんどの時間を時給の仕事で取られたら、家族との時間も、リフレッシュする時間も、将来のために勉強する時間もありません。

 

まあ、それでもよければどうそ、となりますが、個人的にはあまりお勧めしたくないやり方です。

あなたはどう考えますか?

 

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今日よりもちょっと良い明日を